モラハラチェックリスト

今までモラハラ案件を複数手がけてきましたが、被害者・加害者双方に一定の傾向があるように思います。

 

モラルハラスメントの被害を受けている方は一般に「自分が悪いかもしれない」と思ってしまう傾向があるように思います。

それ自体は悪いことではありません。内省ができることは円満な人間関係を気づくために必要なことです。

ただ、その本来よい性質が、自分の被害を気づきにくくしているところもあると思います。

そこで、加害者が被害者にしてしまいがちな行動のチェックリストを作ってみました。

自分が「もしかして被害を受けているかも知れない…」と思われる方は参考にしていただければと思います。

 

 

モラハラ加害者のチェックリスト

□ 上から目線でなにかを言われる。

□ あなたの言い分を頭から間違っているものとして否定してくる。

□ あなたに説教のように指導を行う。

□ 怒鳴ったり、声を荒げて自分の主張を通そうとする。

□ 理屈っぽく問い詰めてくる。

□ 自分の主張が通らないと不機嫌になる。

□ LINE等でも攻撃的な返答が目立つ。

□ (子どもなどに対して)「あいつはできない」等の悪口をいう。

□ マイルールの押しつけを行う。

□ 物にあたる。

□ いつも一緒にいたがる。

□ 友人と遊びに行くことについて嫌がる。

□ 実家に帰ることを嫌がる。

□ 何か起きたときに、親や友人など第三者が関与することを嫌がる。

□ 家の中だと暴君だが、外では穏やかである。

□ 夫婦間で問題が起きても「自分が変わる必要は無い」と言ったりする。

 

 

モラハラ被害者のチェックリスト

□ 相手の不機嫌な態度が怖い。

□ 相手を怒らせないように気を遣っている。

□ 相手は自分よりも優れた能力を持っていると思う。

□ 相手との喧嘩をした際は、いつも自分が悪いという結果になってしまう。

□ 相手は弁が立つと思う。

□ 相手が押しつけてくる論は、正論ではあると思う。

□ 相手に会ったら第三者は相手の味方をしてしまうと思う。

□ LINE等でも上手くいいかえせない。

□ 相手と対立している状況に耐えることができない。

□ 辛い気持ちを持っているが「もしかして自分も悪いかも」と思ってしまう。

□ 相手を責めるよりも自分が変わってしまった方が夫婦関係が改善するかもと思う。

□ 相手を責めるよりも自分が我慢をすればよいと思う。

□ 相手の希望で実家と疎遠になってしまった。

□ 相手の希望で友人と遊ばなくなった。

□ 持っている服が極端に少なくなり、趣味もなくなってしまった。

 

 

 

以上のような傾向がモラハラ加害者と被害者にはあります。

もちろん一部だけあてはまる様な場合もありますので、引っかかる部分があったら被害を疑ってもいいかなと思います。

自分が被害者かどうかを判断する参考にしていただけたらと思います。

 

モラルハラスメントの被害は、周囲にわかりにくく、かつ受けている本人には辛いものです。

モラルハラスメントの被害にあわれている方は、一人で悩まず、ご相談をされることをお勧めします。

モラハラの解決事例