酒乱のDV夫と早期に離婚できた事例

依頼者:妻  60代

相手方:夫  60代

争点 :離婚、財産分与

 

経緯

相手方である夫は、酒乱傾向や精神疾患があり、新婚時から継続して依頼者に対して暴行を繰り返していました。他方で、相手方は、依頼者の存在しない浮気を疑い、依頼者を責めるばかりでした。

ある日夫は、酒を飲み依頼者に対して暴行したところ、第三者の通報により警察沙汰となりました。

このことを切欠として、依頼者は相手方と別居を開始して、離婚を求めるようになりました。

 

対応

依頼者の住所は秘匿した上で、速やかに離婚を成立させるため離婚調停を申し立てました。

相手方は、暴力を否定しましたが、飲酒傾向や暴言などは認め、離婚については認めました。

一番の問題点である離婚の合意ができたことから、残りの財産分与についても円滑にすすめることができ、この種の事件にしては早期の解決に至りました。

 

ポイント

DV案件においては、酒乱や精神疾患と一緒に問題になることが多いです。

この場合、一般的に事件としては長期化することも多いのですが、この事件の様に時として長期化しない解決も可能となります。

DVをうけている状況よりは生活は改善しますし、住所等を秘匿して行いますので、DVで悩まれている方は早めのご相談をおすすめします。