不倫をした夫からの離婚請求に対し、慰謝料の支払いと住居の確保を勝ち取った離婚の事例

 

経緯

依頼者は、子ども3人を育てる専業主婦でした。夫が職場の同僚と不倫関係にあることが発覚したにもかかわらず、夫の方から離婚を求めてきました。

依頼者としては、自分は何も悪くないのに離婚を迫られることへの怒りと、何より「子どもたちと住む場所を失いたくない」という切実な不安がありました。当時住んでいた住居は夫名義であり、離婚すれば住み続けられなくなる可能性がありました。

また、夫は不倫関係を続けながら「もう気持ちはない、解放してほしい」と発言するなど、身勝手な態度をとっていました。

対応

まず、夫が不倫をしている有責配偶者であることを明確にし、法的に有利な立場を活用して交渉を進めました。

交渉の結果、夫から依頼者に対する慰謝料の支払いに加え、依頼者と子どもたちが現在の住居にそのまま住み続けられるよう住居の名義変更を実施しました。

さらに、子ども3人分の養育費の確保と年金分割(按分割合0.5)の合意も取り付けることができました。

ポイント

有責配偶者(不倫をした側)からの離婚請求は、法律上、原則として認められにくいとされています。この法的な立場は、離婚条件の交渉において最大の武器になります。

頑張って粘り強く交渉した結果、慰謝料だけでなく住居の確保という、依頼者にとって最も重要な条件を勝ち取ることができました。

お金の問題も大切ですが、特にお子さんが小さいうちは、生活環境の安定を守ることが何よりも重要です。

不倫をした配偶者から離婚を求められた場合、安易に応じず、まずは弁護士にご相談ください。

費用がかかっても離婚やDVやモラハラがある場合で、夫婦間で上手く交渉ができないなどの不利な条件を弁護士に相談されることを強くおすすめします。

離婚問題・男女問題は、どうしても感情的になりやすく、一人で冷静に対応することが難しい分野です。

特に有責配偶者から離婚を求められた場合、「離婚に応じなければいけないのか」と不安に思われる方が多いですが、法律上はあなたの立場が強いケースがほとんどです。住居や養育費など、お子さんとの生活を守るための条件を確保した上で、あなたにとって最善の解決を一緒に目指しましょう。