不倫・浮気の証拠を自分で集める方法とは?証拠を集めてから慰謝料を請求するまでの流れを弁護士が解説!
「もしかして、浮気している……?」
そう感じた瞬間から、不安や怒り、そして悲しみが一気に押し寄せてきますよね。
しかし、感情のままに相手を問い詰めるのはお待ちください。
厳しい現実ですが、「感情」だけでは慰謝料は請求できません。 不倫・浮気問題の解決においては、「証拠」がすべてと言っても過言ではありません。
この記事では、数多くの不倫問題に対応してきた杉村法律事務所の弁護士が、以下のポイントを分かりやすく解説します。
- なぜ「決定的な証拠」が必要なのか
- 自分でできる具体的な証拠の集め方
- 慰謝料請求の壁となるポイント
- 証拠を集めてから請求するまでの流れ
浮気・不倫の証拠集めの必要性
そもそも、なぜ「怪しい」という直感だけではダメなのでしょうか。
それは、慰謝料を請求するためには、「相手の行為によって夫婦関係が侵害された(違法行為があった)」ことを証明しなければならないからです。
たとえば、最も典型的な違法行為は「不貞行為(配偶者以外の異性と肉体関係を持つこと)」や、社会通念上許されないほどの親密な関係(いわゆる準不貞行為)を証明しなくてはいけません。
なので、「ただの友人」と言い逃れをさせず、法的に戦うためには客観的な証拠が不可欠なのです。
自分で浮気・不倫の証拠を集める方法
「探偵を雇うお金はないし…」と諦める必要はありません。まずは自分でできる範囲の証拠を集めておきましょう。
ただし、証拠集めに必死になるあまり、違法な手段(不正アクセスなど)を行うことは避けてください。逆にあなたが訴えられるリスクがあります。
① LINE・メール・SNSのやり取り
もっとも身近な証拠です。
- 「愛してる」「早く会いたい」といった、友人関係を超えた親密なメッセージ
- ホテルや旅行、お泊まりデートの約束
★発見した場合は、画面を撮影するかスクリーンショットを残します。「いつ」「誰と」のやり取りかが分かるよう、日付や相手の名前も必ず写しましょう。
② 写真・動画
言い逃れのできない強力な証拠になります。
- ラブホテルに出入りする瞬間の写真・動画
- 宿泊を伴う旅行先でのツーショット
- キスをしている、手を繋いでデートしている写真
★ 「2人きり」であること、そして撮影された「場所」と「時間」が重要です。
③ クレジットカードの明細・領収書
お金の動きから行動を推測します。
- ラブホテルやシティホテルの利用明細
- パートナーの分とは思えない旅行代金の決済
- 異性への高額なプレゼント購入履歴
★これ単体では弱くても、①のLINEのやり取り(日時の一致など)と組み合わせることで、「不適切な関係」を裏付ける材料になります。
④ 日記・メモ・手帳
アナログな記録も侮れません。
- 「〇月〇日、朝帰り」「〇日は出張と言っていたが嘘だった」といった記録
- 相手の不審な言動のメモ
★ 継続的に記録することで、相手の行動パターンや嘘を浮き彫りにし、証拠の信用性を高めます。
浮気・不倫の慰謝料にならないもの・なりにくいもの
ご相談者様が「これは証拠になりますか?」とお持ちいただくものの中には、残念ながら法的に「違法行為」とまでは言えない(=慰謝料発生の要件を満たさない)とされるものがあります。
ケース①:2人で食事に行っただけ
弁護士の視点:昼間のランチや、数回の食事程度では、通常「不貞」とはみなされません。
ケース②:仕事上の連絡のみ
弁護士の視点:頻繁に連絡を取っていても、内容が業務連絡のみであれば違法性は問えません。







